青ヶ島に行きたい人必見! ヘリコプターの予約とアクセス攻略法
こんにちは!
気が付いたらもう3月。そろそろゴールデンウィークの予定も立て始めるころでしょうか?
(遅すぎ??)
今回は、離島好きさんなら誰もが知っている、青ヶ島についてです。
私が青ヶ島に行ったのは、2017年5月のゴールデンウィーク。
少し古い情報かもしれませんが、改めて確認していても
基本的には変わっていないようですので、まずはアクセスについて特記していきます。
なぜこのタイミングで?というのは、
私が当時「ゴールデンウィークに青ヶ島に行く!」と決めて計画を立て始めたのが、ちょうど3月はじめごろだったためです。
この記事を読めば、
「青ヶ島にどうやって行けるのか?」
「青ヶ島に行くためにどんな準備が必要か?」
というのが分かるようになります。
また、特に強調したいのが
「絶海の孤島と呼ばれているけれど、普通に行って帰ってこられる!ぜひ行ってほしい!!」
ということ。
前置きはこのくらいにして、じっくり解説していきますよ~
目次
- 1.GWに行きたいなら、今(3月)からプランを立てるべき
- 2.青ヶ島の交通手段一覧
- 3.それぞれの交通手段のメリット・デメリット
- 4.それぞれの交通手段の予約方法と、予約できなかった場合の対処法
- 5.実際の上陸レポート
- 6.まとめ
1.GWに行きたいなら、今(3月)からプランを立てるべき
青ヶ島自体もおすすめですが、私は特にゴールデンウィークに行くことをおすすめします。
その理由は「1年で一番行きやすい時期だから」です。
5月は一番気候が安定していて、フェリーの就航率が高いようです。
ただ、当然連休に青ヶ島に行きたい!と考える人は多いですし、
ヘリコプターは1便で9席程度、また島に民宿は5件しかありません。(2019年3月時点)
行き当たりばったりでもなんとかなるでしょ~と考えていると、行けなくなってしまうのです!
なので、以下を読んで情報収集して、早めに計画を立ててくださいね!
2.青ヶ島の交通手段一覧
青ヶ島は、東京から358キロ南に下ったあたりの海上にポツンとあります。
本土から直通の交通手段はなく、間の八丈島という島を必ず経由することになります。
東京本土―八丈島、および八丈島-青ヶ島の交通手段は次のように何通りかあります。
①東京本土―八丈島
a. フェリー(竹芝桟橋―八丈島)
b. 飛行機(全日空) (羽田空港―八丈空港)
②八丈島―青ヶ島
c. あおがしま丸(船) (八丈島―青ヶ島)
d. ヘリコプター(八丈空港―青ヶ島ヘリポート)
※青ヶ島から出ている交通手段は八丈島に到着するものしかありませんが、
八丈島は、途中の島(伊豆大島、三宅島、御蔵島etc...)などを経由する方法もあります。
時間に余裕がある方は、ゆっくり島めぐりも良いかも!です。
今回は上の4つのルートについて、メリット・デメリットと予約方法をまとめました。
3.それぞれの交通手段のメリット・デメリット
①東京本土―八丈島
まずは八丈島に到着するまでのルートです。
船と飛行機なので、だいたい想像つくと思うのですが、こんな違いがあります。
<フェリーのメリット>
・安い(一番安い2等客室で片道9000円弱程度)
・夜行フェリーのため、寝られる
・到着後青ヶ島行き船への乗り換えがスムーズ
例)朝8:50分に八丈島着、9:30八丈島発 ※2019年4/1~9/30のスケジュールで す。
・八丈島での乗り換えがスムーズ
※空港―港に移動する場合、バスやタクシーに乗る必要があります。
ただし青ヶ島にヘリコプターで向かう場合は、乗り換える必要があります。
・船だけどWIFIがあったりする
・食堂もある
<フェリーのデメリット>
・時間がかかる(約10時間)
・外洋を通るため、結構ゆれが強い(日によると思いますが、私が5月に乗船した際は、明け方はまっすぐ歩けないほどでした)
・欠航の可能性もしばしば
・(GWの影響もあるかもしれませんが)甲板は皆さんお祭り騒ぎでござ敷いてお酒飲んでました。
私は見てて楽しかったですが、うるさいな、と感じる人もいるかも。
なお室内(とくに上等のお部屋)は基本的に静かです。
ちなみに、個人的に断トツ一番のフェリーのメリットは、「旅情をかき立てる」ことです!!
行き(本土→八丈島)はライトアップされたレインボーブリッジの下を通ったり、
薄暗い朝焼けの中海にポツンと浮かぶ島影(三宅島や御蔵島)をながめたり。。。
そして帰り(八丈島→本土)は、何といっても、「太平洋の真ん中(?)でビール片手に夕日が落ちるのを眺める」ことができるんです。
もう、至福。。。(*´ω`)
飛行機は乗っていないのですが、メリット・デメリットを挙げるとこんな感じです。
<飛行機のメリット>
・早い(たったの55分!)
・一日3便ある
・時化の影響なし(台風の影響は受けます)
<飛行機のデメリット>
・高い(最低でも片道1万5千円以上くらい~だと思われます)
・八丈島で空港から港に移動する手間がある
(飛行機→ヘリコプターの場合は、逆にスムーズです)
・乗換の都合上、青ヶ島に行くためには(1便に乗って八丈島に到着後、ヘリコプターに乗る場合を除き) 八丈島で前泊する必要がある
といったところでしょうか。
②八丈島―青ヶ島
<船(あおがしま丸)のメリット>
(あおがしま丸って、フェリーと言って良いのかしら・・・?)
・絶海の孤島に上陸するなら、やっぱ船でしょ!というテンションを味わえる
・安い(片道2660円)
・予約不要
・船の上の時間・景色を存分に味わえる
・徐々に大きくなる島影に胸を高ぶらせることができる
・港の荒涼とした雰囲気(コンクリート固めの壁)にびっくりできる
だんだん、強がりみたいになってきたよ・・・
<船(あおがしま丸)のデメリット>
・揺れる。
・揺れるから、寝ていると頭の近くに荷物が降ってくる。
・枕と毛布が収容人数分無いので早い者勝ち(GWだからかもしれませんが)
・時間がかかる(3時間)
・日曜日は運休
そのほか毎日運航ではないため、要確認
ちなみに伊豆諸島をめぐるフェリーは東海汽船ですが、
八丈島―青ヶ島と小笠原諸島の父島―母島航路は、伊豆諸島株式会社という会社が運航しております。
<ヘリコプターのメリット>
・2重カルデラのインスタ映え(?)する島の全景を上空からじっくり見て味わうことができる!!!
・中々無い、ヘリコプターに乗ることができる
・早い(たったの20分)
・船酔いしない
・時化に強い(台風でも飛べるらしい)
<ヘリコプターのデメリット>
・予約困難(1日1便、わずか9席)
・高い(11530円)
・波に強いけれど、霧に弱い
・島で仲良くなった人はだいたい船で帰る
こんなところです。
やっぱり八丈島―青ヶ島航路は、
船酔いと欠航との戦いになってしまうと思います。
以上、それぞれのメリット・デメリットを比べてみました。
距離も違うので一概に比べられませんが、
①金額の順番に並べると、
飛行機>ヘリコプター>あおがしま丸>東海汽船(八丈島へのフェリー)
②安心感(就航率)の順番に並べると、
飛行機・ヘリコプター>東海汽船>あおがしま丸
③予約の取りづらさで並べると、
ヘリコプター>飛行機>東海汽船>あおがしま丸
だと思います。
このような中で、私はこのルートで手配しました。
<往路>
東京本土―八丈島:フェリー
八丈島―青ヶ島:あおがしま丸
<復路>
青ヶ島―八丈島:ヘリコプター
八丈島―東京本土:フェリー(八丈島で1泊しました)
このルートを選んだ理由は、
・できるだけ安く行きたい
・でも仕事があるから、休暇が終わるまでにはちゃんと帰ってきたい
・空から青ヶ島を見てみたい
といった理由です。
また宿泊は、行きにあおがしま丸が欠航することに備え、3泊分青ヶ島の民宿を予約しました。
4.それぞれの交通手段の予約方法と、予約できなかった場合の対処法
次に、それぞれどうやって手配するのか、
また予約時の注意点、予約できなかった場合の対処法についてのお話です。
一つずつ説明していきます。
①八丈島までのフェリー
東海汽船のホームページから、ウェブ上で予約可能です。(無料の会員登録が必要)
電話でも予約可能ですが、ウェブ予約は割引特典があるので、ぜひウェブでお申し込みください。
おしゃれなホームページ・・・!
※私は5月1、6日出発のものを4月9~10日ごろに予約しましたが、
すでに帰路は一番安い2等客室が満席で埋まってしまっていました。
1か月以上前に予約することがおすすめです。
ちなみに、今年(2019年)のGWの予約は始まっていますよ~!
どうしても予約できなかった場合、
・キャンセル待ち
・2等客室と同じ料金を支払って、席無し
という方法が可能なようです。
運よくキャンセルが出たら室内で寝ることができ、無理だったら甲板で寝るパターン。
私が乗った復路便(八丈島→東京本土)はキャンセル待ちがたくさんいたらしく、
数名(10名弱)はキャンセル待ちで空いたというアナウンスが聞こえてきました。
が、席無しの人もたくさんいらして、甲板にござ敷いて宴会していました(^^)
②八丈島への飛行機
ANAウェブサイトより予約できます。
通常の飛行機と同じような予約方法と思います。
③ヘリコプター
出発の1か月前、朝9時より電話にて予約可能です。
でもこれが、なかなかとるのが難しいようです。
私の場合は、(1時間仕事の時間休をいただき笑)8時57分頃からかけはじめ、
60回ほどかけたところで運よくつながって予約することができました。(多分9:04分ごろ)
予約時には、仕事もあるので「帰路はヘリコプターを確保していないと、安心して青ヶ島に上陸できない」
と思っておりましたが、実際にはフェリーが就航していましたし、
ほとんどの旅人さんはフェリーで行き来していました。
更に、ヘリコプターもキャンセル待ちも受付可能です。
これが、当日にはなりますが、結構キャンセル待ちで乗れることもできるようです。
・行こうと思っていたけど、往路が欠航して上陸をやめた
・ヘリコプターに乗ろうと思っていたけど、フェリーが就航するからフェリーで帰ることにした
などの理由でキャンセルが発生する場合が多いようです。
ヘリコプターに乗りたい場合は、諦めずにキャンセル待ちを登録しておくと、意外に乗れる可能性もあるかも!
それよりも、後述する宿泊先の確保の方が必須なようですので、要注意です!
④あおがしま丸
予約不要です。
ただ、乗船する際に必ず宿泊先を尋ねられます。
(ヘリコプターで青ヶ島に向かう際も、尋ねられるのかも?)
青ヶ島には民宿が5件、キャンプ場が1か所ありますが、
キャンプ場を利用する場合も、前日までの予約が必須です。
乗船券を購入する際、受付の方が宿泊先の民宿名を控えていましたので、
「決まってないけれど取り敢えず上陸したい!」はお断りされてしまうのかと思われますので、要注意です!
(レンタカーでの車中泊も禁止だそうです)
以上がそれぞれの予約方法と、予約できなかった場合の対処法でした。
5.実際の上陸レポート
上記の中にも時々体験談をはさみましたが、私が実際2年前に青ヶ島に行った時の手配について思い出しながら説明します。
運良く行って帰ってこられて、本当に良かった・・・!
①計画を立てる
あおがしま丸の欠航に備えて、以下のようなスケジュールを組みました。
5月1日夜 東京本土(竹芝桟橋)出発
5月2日朝 八丈島到着、すぐにあおがしま丸に乗船して青ヶ島到着、3泊する
5月5日朝 ヘリコプターで八丈島へ、八丈島観光
5月6日朝 朝フェリーに乗って東京本土へ帰る
②4月5日、ヘリコプターの予約
一番の難関はヘリコプターの予約だと思ったので、ここから動き始めました。
鬼コールして、何とか確保。
③4月6日あたり、民宿に電話する。
→すでに満室、他の民宿ももう満室じゃない?とのお返事。
折角ヘリコプター取ったんだから、最悪キャンプ!?と思いながら、
ここから片っ端から民宿に電話したところ、4件目で予約できる。
「民宿杉の沢」さんを予約しました。島寿司が美味しくて、たのしいお宿でした~
すすめられて青酎を飲みすぎましたが・・・
④4月9日あたり、ウェブ上にて東京本土ー八丈島のフェリーを予約。
往路は2等確保、復路は2等が満室で1等を予約しました。
以上が予約状況です。
当日どうだったかというと・・・
・東京本土→八丈島フェリー:「波が高く、港に着岸できず竹芝に帰ってくるかも」と言われつつも、無事八丈島到着
・青ヶ島→八丈島ヘリコプター:霧によりまさかの欠航!当日の出発30分前に決定しました。
民宿のおじちゃんにヘリポートまで連れて行ってもらい、払い戻しを受けました。
代わりにあおがしま丸に乗って八丈島に帰りました。
10時ごろ八丈島に到着するはずが、16時過ぎになってしまい、八丈島は全然観光できませんでした。。
・八丈島→東京本土フェリー:無事就航
という感じです。
「5月は気候が安定している!!」と言っても、やっぱりどうなるか分からないものです。
上記のとおり、交通手段は何通りかありますので、
スケジュールに少し余裕をもって、急なアクシデントにも対応できるようにしておいたら、
きっとすごく楽しい島旅になると思います。
6.まとめ
というわけで、今回は青ヶ島への交通手段についてまとめてみました。
これを読んだらきっと、「青ヶ島行ける!!」ってなったはずです(自信まんまん)
交通手段や予約のポイントをまとめると、
・5月・ゴールデンウィークは気候が安定しており、青ヶ島上陸にとってもおすすめ!
・ヘリコプターは霧に弱く、フェリー・船は波と風に弱い
ヘリは台風でも飛べる、冬は絶対ヘリにすべし!だけど霧が出ちゃったらおしまい
逆に冬は船はまず欠航が多いけれど、意外に高い波でも出航したりする
・青ヶ島に上陸するにあたって確保すべき優先度は、
宿泊先>ヘリコプター(必要なら)>八丈島までのフェリー
の順番
・ちなみに八丈島は民宿がたくさんあるので、ゴールデンウィークの直前予約でも
空いているところは空いています
以上です。
みなさん、今年のゴールデンウィークは10連休ですよ~
ぜひ、(多分)全島好まにあさん憧れの青ヶ島に、行ってみてください!
ではでは~